Meteorにおけるテンプレート
Meteorとテンプレートの関係
テンプレートはMeteorの操作対象です。Meteorを使用することによって、プログラマはテンプレート
に対して様々な動的操作を行うことができます。
テンプレート操作の利点
プログラムとデザインを完全に切り離すことによって、メンテナンスが簡単になります。
また、デザイナ(=プログラミングの知識の全くない人間)がテンプレートを
"メンテナンス"でき、デザイナとプログラマの分業が簡単に実現できます。
テンプレートの構成要素
処理しようとするXML・XHTML・HTML文書でそれぞれのマークアップ言語の仕様に基づいた
タグをそのまま使用するため、テンプレート作成時に新たな知識は必要ありません。
※テンプレート作成上の注意点
・特殊文字「<」「>」「"」「'」「&」は仕様に基づき、エンティティ参照への変換を必ず行ってください。
・HTML及びXHTMLではMETAタグでコンテントタイプの指定を行うようにしてください。
Meteor用独自タグ(CXタグ)
Meteorでは取り扱うマークアップ言語の機能を補完するために1種類だけ独自タグを導入して
います。このタグはコメント用タグの拡張なので、 取り扱うマークアップ言語の仕様との整合
性に問題はありません。
KLPにおける唯一の独自タグをCXタグと呼称します。
CXタグは
<!-- @タグ名 id="識別名" -->要素値<!-- /@タグ名 -->
の形式で表記します。
CXタグはid属性のみを識別用属性としますが、任意の属性を持たせることも可能です。要素には任意の文字列を指定できます。
※タグとCXタグの違い
|
タグ |
CXタグ |
対応するメソッド |
要素の検索 |
○ |
× |
element |
× |
○ |
cxTag |
要素の削除 |
○ |
○ |
removeElement |
属性の追加・更新 |
○ |
× |
attribute |
属性の削除 |
○ |
× |
removeAttribute |
属性値の取得 |
○ |
○ |
attribute |
要素値の編集 |
○ |
○ |
content |
要素値の取得 |
○ |
○ |
content |
要素のフック処理(ループ等) |
○ |
○ |
execute
Child |
(C)Yasumasa Ashida